製作者:きがさん
市展に出した作品です。
市展に出した作品です。
今回ご紹介するのは、きがさんが市展に出品された革の芸術作品「空海」です。「市展に出した作品です」ときがさん。実用品としての革製品を超え、革をキャンバスに見立てた芸術表現の世界を見せてくれる一作です。
レザークラフトは財布やバッグなどの実用品だけではありません。革の表情や質感を生かした芸術作品としての可能性も広がっています。市展という公の場に作品を出品するまでに至ったきがさんの創造力と技術力は、レザークラフトの幅の広さを物語っています。
市展への出品は、審査を経て多くの人の目に觧れる、いわば公の評価を受ける場です。そこに応えるだけの完成度を革で表現できたのは、きがさんが日々レザークラフトに向き合ってきた積み重ねがあってこそ。一枚の革を「作品」として成立させるには、技術だけでなく、伝えたいものへの明確な意志が必要です。
本作品に使用したのは床ヌメ 半裁です。床面(革の裏面)を活用したヌメ革で、独特の質感と表情が芸術表現の素材としても魅力的です。床革ならではの染らかさと密度感が、作品に独特の風合いを与えています。