製作者:S.G!さん
ヌメ革タンロー2ミリを二枚貼り合わせて、下地をブラウンに染色した後、その上にブラックを染色して、エイジングで茶芯がでてくるようにしました。ベルトなので、真っ直ぐに裁断するのが苦労しました(^^)
ヌメ革タンロー2ミリを二枚貼り合わせて、下地をブラウンに染色した後、その上にブラックを染色して、エイジングで茶芯がでてくるようにしました。ベルトなので、真っ直ぐに裁断するのが苦労しました(^^)
「ヌメ革タンロー2ミリを二枚貼り合わせて、下地をブラウンに染色した後、その上にブラックを染色して、エイジングで茶芯がでてくるようにしました」——S.G!さんのコメントが示すように、この茶芯レザーベルトは使い込むほどに表情が変わる、経年変化を楽しむために設計された作品です。表面のブラックが摩耗するにつれ、下地のブラウンが顔を出す「茶芯」と呼ばれる現象が生まれ、唯一無二の風合いへと育っていきます。
この作品の制作で特に難しかったのは二点です。一つは、ブラウンの上にブラックを重ねる二層染色。革への染料の浸透具合を見ながら、茶芯が自然に出るよう染め重ねる工程は、経験と感覚が問われます。もう一つは「真っ直ぐに裁断するのが苦労した」とS.G!さんが語るベルトの直線カット。シンプルに見えて、わずかなズレも仕上がりに響くため、集中力と正確さが求められる作業です。
茶芯レザーの最大の魅力は、使うほどに変化する表情にあります。最初はシックなブラックのベルトが、日々の使用とともに摩耗し、ブラウンの下地が滲み出てくる——その過程そのものが、このベルトの個性です。S.G!さんが二枚の革を貼り合わせ、丁寧に染め重ねた手仕事があってこそ生まれる、量産品では味わえない経年変化です。
この作品には、ヌメ革 タンロー 半裁ハーフ【ワイルド荒肌】(旧:Cランク)が使用されています。傷跡や血管跡、シワなどが残る素朴な風合いが特徴のこのランクは、染色との相性が良く、重ね染めによる茶芯表現に特に適した素材です。均一な美しさよりも革本来の個性を活かしたい作品に選ばれ、使い込むほどに深みのある経年変化を見せてくれます。