タンナー直営レザー素材専門店
協伸のヌメ革はココがちがう ~ヌメ革へのこだわり~

ヌメ革へのこだわり
About NUME

ヌメ革とは植物タンニンなめしの革を指します。
レザークラフトで作品を制作される時、特にその作品を製品として別のお客様へ販売される時、その革素材の原料や製法などは販売する側にはもちろん製品を使う側にとってもすごく重要な情報だと思います。

ここでは協伸のヌメ革の原料(原産地)とその製造方法の強いこだわりを、オンラインショップをご利用されるたくさんのお客様に知ってもらいたいと思います。

原料へのこだわり

弊社では岐阜県のアルプス山脈の麓・飛騨地方で肥育される黒毛和牛の飛騨牛を原料としてヌメ革素材に使用しています。その理由としては以下のようなものが挙げられます。


   肌目が細やか

日本でも有数の山岳地帯であるアルプス山脈の麓できれいな空気を吸い、個体識別番号での厳密な管理の元、ストレスの少ない方法で飼育されている為牛の肌目も細やか。

   程よい脂肪分

飛騨牛の皮は革素材としての繊維の緻密さは言うまでもなく食肉としても高級品であり、和牛の特性である程よい脂肪分があり、柔らかくてしなやか

   キズなどが少ない

一般的な肉牛の生育期間よりも半年~1年も生育期間が短い。生存期間が短い分その間に起こる牛の表面に付く傷などが当然少なくなる

   繊維がゆるみにくい

基本的に雄牛を使用するため、繊維がメス牛よりも太くて緻密。靴・鞄などの革製品に使用した時に革の天然繊維が伸びなくて長年使い続けても繊維がゆるみにくい



これらのような優れたメリットがあるため弊社では原材料(飛騨牛)にこだわりを持って革の製造を行っています。また、これらの理由以外にも環境面においても大きなメリットがあります。ここでは割愛しますが興味のある方は下記URLをご覧ください。(https://www.kyohshin.net/outline/hida.html:飛騨牛レザーについて、協伸株式会社)

なめし方法へのこだわり

ヌメ革のなめし工程においては、ヌメのなめしの本場イタリアのトスカーナ州サンタクローチェ地方の製法を採用しています。


   植物タンニン剤などをたっぷり使用

安価重視の簡潔な鞣し方法ではなく、植物タンニン剤や必要薬剤をふんだんに使用し、かつ時間をかけるレシピを採用。

   コシがあり締まった革

たっぷりと植物タンニン剤などが使われているので、革に硬さとコシがあり、しっかりと銀が締まった仕上がりになる。

   型も入りやすく焼け方も綺麗

繊維が締まっているので型も入りやすく、タンニンがしっかりと浸透しているので焼けムラなども少なく綺麗なエイジングが期待できる。

   本場イタリアの品質を意識

同業者からは「イタリアの匂いがする」と言われるほどイタリアの製法を強く意識して品質重視で製造。





協伸レザーオンラインショップで扱う「ヌメ革」にはこれらのような特徴があって、原料、製法には強いこだわりと思い入れを持っています。 「締まってていい革だね。」「型がくっきり綺麗に入ったよ。」 お客様からこんな風に言ってもらえたら最高ですね。